コロナ禍にて
コロナ禍の影響なのか、自殺者が増えているというニュースを最近よく耳にします。
幸いなことに、私は「死にたい」と思ったことはありません。
だから、そういう人たちの気持ちを理解することはできません。
でもふとこんなことを考えました。
人気のない夜更けに橋を歩いていて、橋の欄干を今にも乗り越えようとしている人がいたら、自分はどうするだろう?
やはり止めたい、と思います。それは、自分が生きていたいからだと思います。
まず、そこでその人と話がしたい。別にどんな話でもいい。天気の話だって、つまらないことだっていい。
死んでしまったら、そのつまらない話も永遠にできない。死ぬ前に、世間話くらいしたっていいじゃないですか。
そして、その話をきっかけに、やっぱりまだ生きていてもいいかな、と思ってほしい。生きていれば何かいいことがあるかもしれない。
その人がどんなに辛い心境なのか、私には理解することができないから、安易なことは言えないけど、生きていて、いつの日か、あの時、橋のところで変な奴と話したせいで思いとどまったけど、生きてて良かったな、と思ってほしい。
死にたいとまでは思わなかったけど、将来に希望もなく、別にどうなってもいいと考えていた時期もあったし、その後も転職ばかりのぱっとしない人生を歩んできた私ですが、今は、生きていて楽しい。まだまだ生きていたい。いろんなことがやりたい。そう思うからです。
2020-12-20 17:55
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